“天誅組”の読み方と例文
読み方割合
てんちゅうぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうも君は自信家だ。剛健党ごうけんとうになるかと思うと、天祐派てんゆうはになる。この次ぎには天誅組てんちゅうぐみにでもなって筑波山つくばさんへ立てこもるつもりだろう」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さあっ、大変じゃっ、見たか、聞いたか、たった今出た瓦版かわらばんじゃ、瓦版じゃ。大和五条の天誅組てんちゅうぐみが、下火したびと見えたら又しても乱が興った。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
これら浪士の一行が、この後、中山忠光ただみつを奉じて旗上げをした「天誅組てんちゅうぐみ」の卵であることは申すまでもありません。