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天誅組
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てんちゅうぐみ
ふりがな文庫
“
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)” の例文
「どうも君は自信家だ。
剛健党
(
ごうけんとう
)
になるかと思うと、
天祐派
(
てんゆうは
)
になる。この次ぎには
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
にでもなって
筑波山
(
つくばさん
)
へ立て
籠
(
こも
)
るつもりだろう」
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さあっ、大変じゃっ、見たか、聞いたか、たった今出た
瓦版
(
かわらばん
)
じゃ、瓦版じゃ。大和五条の
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
が、
下火
(
したび
)
と見えたら又しても乱が興った。
脚
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これら浪士の一行が、この後、中山
忠光
(
ただみつ
)
を奉じて旗上げをした「
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
」の卵であることは申すまでもありません。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
とうとう、新しい時代の来るのを待ち切れないような第一の
烽火
(
のろし
)
が大和地方に揚がった。これは千余人から成る
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
の
一揆
(
いっき
)
という形であらわれて来た。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
天
(
てん
)
の
川
(
かわ
)
というところでの大敗、
藤本鉄石
(
ふじもとてっせき
)
の戦死、それにつづいて
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
の残党が四方への離散となった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
「あなたがなんですか、大和の十津川のあの
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
の騒動へ加入なすったのですか」
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
第一には、
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
の貼紙をした立札を引っこぬいて、この川の中へ
抛
(
ほう
)
り込みました。第二には、金助から侮辱されて腹立ちまぎれに、頭からかぶって金助を、大川の真中へ抛り込んだこともあります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「ああ、あの
天誅組
(
てんちゅうぐみ
)
の騒動に、あなたもお出になりましたか」
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“天誅組”の解説
天誅組(てんちゅうぐみ)は、幕末に公卿中山忠光を主将に志士達で構成された尊皇攘夷派の武装集団。その活動は文久3年8月17日(1863年)の大和国五條代官所討ち入り(挙兵)から、幕府の追討を受け転戦してのち、同年9月24日から27日にかけて大和国東吉野村で多くの隊士が戦死して壊滅するまでの約40日間である(天誅組の変)。天忠組とも。
(出典:Wikipedia)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
誅
漢検1級
部首:⾔
13画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“天誅”で始まる語句
天誅