トップ
>
瓦版
>
かはらばん
ふりがな文庫
“
瓦版
(
かはらばん
)” の例文
怨靈に殺されたなどといふ噂が立つたら、その日のうちに
瓦版
(
かはらばん
)
が飛んで、來月は怪談芝居の筋書になるでせう。
銭形平次捕物控:117 雪の夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
番頭や親類が集まつて、——こんな噂がパツと立つて、萬一呼賣の
瓦版
(
かはらばん
)
にでも
刷
(
す
)
られたら、伊丹屋の
暖簾
(
のれん
)
に
疵
(
きず
)
が付く、それよりは金で濟むことなら、十三屋へ金を
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その日のうちに呼び賣の
瓦版
(
かはらばん
)
が飛んで、街々の髮結床や井戸端は、その噂で持ちきつた日の夕景、——錢形平次のところに相變らずガラツ八の八五郎が、この情報を持ち込んで來たのです。
銭形平次捕物控:130 仏敵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その日のうちに
瓦版
(
かはらばん
)
が出て辻々を呼び歩く騷ぎ、錢形の平次が寢ずの番で見張つてゐて、まんまと出し拔かれたと言ふのですから、それは全く江戸ツ子を夢中にさせるだけの値打はあります。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「成程、看板娘の親殺しは、
瓦版
(
かはらばん
)
の種になりさうだが、少し變だな」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“瓦版”の解説
瓦版(かわらばん)は、江戸時代の日本で普及していた、時事性・速報性の高いニュースを扱った印刷物をいう。天変地異、大火、心中などに代表される、庶民の関心事を盛んに報じた。街頭で読み上げながら売り歩いたことから、読売(讀賣)ともいう。木版摺りが一般的。
(出典:Wikipedia)
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
版
常用漢字
小5
部首:⽚
8画
“瓦”で始まる語句
瓦斯
瓦
瓦解
瓦礫
瓦斯燈
瓦葺
瓦屋根
瓦町
瓦斯煖炉
瓦斯灯