トップ
>
がとうぐち
ふりがな文庫
“がとうぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
瓦燈口
33.3%
瓦塔口
33.3%
瓦灯口
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瓦燈口
(逆引き)
暖簾
(
のれん
)
を垂らした
瓦燈口
(
がとうぐち
)
に紅殻塗りの上り
框
(
がまち
)
、———世話
格子
(
ごうし
)
で下手を仕切ったお定まりの舞台装置を見ると、暗くじめじめした下町の臭いに
厭気
(
いやけ
)
を催したものであったが
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
事に依ったらそう云う「お久」は人形より外にはないかも知れない。彼女は文楽座の二重舞台の、
瓦燈口
(
がとうぐち
)
の奥の暗い
納戸
(
なんど
)
にいるのかも知れない。もしそうならば彼は人形でも満足であろう。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
がとうぐち(瓦燈口)の例文をもっと
(1作品)
見る
瓦塔口
(逆引き)
女中は廊下の突当りから、
厠
(
かわや
)
らしい杉戸の前を過ぎて、
瓦塔口
(
がとうぐち
)
の
襖
(
ふすま
)
をあけ、奥まった
下座敷
(
しもざしき
)
の四畳半に案内した。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
がとうぐち(瓦塔口)の例文をもっと
(1作品)
見る
瓦灯口
(逆引き)
瓦灯口
(
がとうぐち
)
の襖がしずかに引きあけられて、
閾
(
しきい
)
ぎわに、十七八の、眼のさめるような美しい腰元がしとやかに手をつかえた。
顎十郎捕物帳:16 菊香水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
がとうぐち(瓦灯口)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
かとうぐち
がんどうぐち