“隣室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
となり77.3%
りんしつ20.5%
となりま2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は声を低くして、「林の御隠居も隣室(となり)へ来ておいでる……それで先刻(さっき)ああは言ってみたが、大概私も国の方のことは察しておるわい」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ある時(とき)は、隣室(りんしつ)に臥(ね)てゐるKの夫人(ふじん)に搖(ゆす)り起(おこ)されて眼(め)を覺(さ)ましたが、彼女(かのぢよ)にはそれが單(たん)に夢(ゆめ)とばかり、打(う)ち消(け)すことができなかつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
麦稈帽(むぎわらぼう)の書生三人、庇(ひさし)髪の女学生二人、隣室(となりま)に遊びに来たが、次ぎの汽車で直ぐ帰って往った。石狩川の音が颯々(さあさあ)と響く。川向うの山腹の停車場で、鎚音(つちおと)高く石を割って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)