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鎚音
ふりがな文庫
“鎚音”の読み方と例文
読み方
割合
つちおと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つちおと
(逆引き)
丘一つむこうでは、
鍛冶聚落
(
かじむら
)
の刀鍛冶たちが、戦国の招来を謳歌するように、
鎚音
(
つちおと
)
を
谺
(
こだま
)
させているし、ここでは、迷える民衆が
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
麦稈帽
(
むぎわらぼう
)
の書生三人、
庇
(
ひさし
)
髪の女学生二人、
隣室
(
となりま
)
に遊びに来たが、次ぎの汽車で直ぐ帰って往った。石狩川の音が
颯々
(
さあさあ
)
と響く。川向うの山腹の停車場で、
鎚音
(
つちおと
)
高く石を割って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
智深はぽかんと
麓
(
ふもと
)
の空を眺めやっていたが、そのうちにふと、トンカン、トンカン、
鍛冶屋
(
かじや
)
の
鎚音
(
つちおと
)
が風にのって聞えてきた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鎚音(つちおと)の例文をもっと
(6作品)
見る
鎚
漢検準1級
部首:⾦
17画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“鎚”で始まる語句
鎚
鎚矛
“鎚音”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
吉川英治