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麦稈帽
ふりがな文庫
“麦稈帽”のいろいろな読み方と例文
旧字:
麥稈帽
読み方
割合
むぎわらぼう
88.9%
むぎわらばう
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むぎわらぼう
(逆引き)
白地の
浴衣
(
ゆかた
)
に
麦稈帽
(
むぎわらぼう
)
を被った裔一は、
午
(
ひる
)
過の日のかっかっと照っている、かなめ垣の道に黒い、短い影を落しながら、遠ざかって行く。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
……と思うと、もう
麦稈帽
(
むぎわらぼう
)
を頭に乗っけて、夕日のカンカン照る往来に出て行った。私はその
眩
(
まぶ
)
しいうしろ姿を見送りながら
鉄鎚
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
麦稈帽(むぎわらぼう)の例文をもっと
(16作品)
見る
むぎわらばう
(逆引き)
麦稈帽
(
むぎわらばう
)
をかぶつた
単衣
(
ひとへ
)
に
絽
(
ろ
)
の古びた羽織を着たかれの姿は、午後の日の暑く照る
田圃道
(
たんぼみち
)
を静かに動いて行つた。町は
市日
(
いちび
)
で、近在から出た百姓がぞろ/\と通つた。
ある僧の奇蹟
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
銀座に柳の
植
(
うわ
)
つてゐた、
汁粉屋
(
しるこや
)
の代りにカフエの
殖
(
ふ
)
えない、もつと一体に落ち着いてゐた、——あなたもきつと知つてゐるでせう、云はば
麦稈帽
(
むぎわらばう
)
はかぶつてゐても、薄羽織を着てゐた東京なのです。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
麦稈帽(むぎわらばう)の例文をもっと
(2作品)
見る
麦
常用漢字
小2
部首:⿆
7画
稈
漢検1級
部首:⽲
12画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
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