“麦藁帽子”の読み方と例文
旧字:麥藁帽子
読み方割合
むぎわらぼうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はこの流れの両側に散点する農家の者を幸福しやわせの人々と思った。むろん、この堤の上を麦藁帽子むぎわらぼうしとステッキ一本で散歩する自分たちをも。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
私はやっと其処そこに、黄いろい麦藁帽子むぎわらぼうしをかぶった、背の高い、せぎすな、一人の少女が立っているのだということを認めることが出来た。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
余り暑くなると、麦藁帽子むぎわらぼうしかぶって書くような事もある。こうして書くと、よく出来るようである。すべて明るい処がよい。