“歌留多”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かるた78.0%
カルタ16.0%
がるた4.0%
うたがるた2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまえ、このごろ、やっと世間の評判も、よくなって来たのに、また、こんなぐうたらな、いろは歌留多かるたなんて、こまるじゃないか。
懶惰の歌留多 (新字新仮名) / 太宰治(著)
二階には畳が敷いてあった。正月の寒い晩、歌留多カルタに招かれた彼は、そのうちの一間で暖たかい宵を笑い声のうちふかした記憶もあった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
若いものは若い同士、本家の方へお連れ申して、土用正月、歌留多うたがるたでも取って遊ぶがい、嫁もさぞ喜ぼう、と難有ありがたいは、親でのう。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)