“歌留多”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かるた77.3%
カルタ15.9%
がるた4.5%
うたがるた2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三大節、歌留多かるた会、豆撒き、彼岸、釈迦まつり、ひなのぼりの節句、七夕の類、クリスマス、復活祭、弥撒ミサ祭なぞと世界的である。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「びょうぶ」の前に、ふたりは「さらさ」Caraca の座ぶとんを敷いて、Carta「歌留多かるた」をしながら飲んだり食べたりしていた。
往来で会った時挨拶あいさつをするくらいのものは多少ありましたが、それらだって決して歌留多かるたなどを取るがらではなかったのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なんでものちに聞いた話によれば病院の医者や看護婦たちは旧正月をいわうために夜更よふけまで歌留多かるた会をつづけていた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その何ですとさ、会社の重役の放蕩息子どらむすこが、ダイヤの指輪で、春の歌留多かるたに、ニチャリと、お稲ちゃんの手をおさえて、おお可厭いやだ。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その二日目の十五日の夜に、麹町谷町の北側、すなわち今日の下二番町の高原織衛という旗本の屋敷で、歌留多カルタの会が催された。
妖婆 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
落語に、商家の子息が発句ほっくに凝って締出しをくう、と、向うの家の娘も歌留多カルタの集りで遅くなって家へはいれない。
正月の寒い晩、歌留多カルタに招かれた彼は、そのうちの一間で暖たかい宵を笑い声のうちふかした記憶もあった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「出やしません。日が暮れるとお稽古がなくなったから、早御飯にして、和助さんと無駄話をしたり、ウンスン歌留多カルタをやったり、亥刻よつ(十時)前に寝てしまいましたよ」
恐らくこれは当事者の娘が考えたり、感じねばならないことだろうにと、私は私の心の変態の働きに、極力用心しながら、室内の娘を見ると、いよいよ鮮かに何の屈托くったくもない様子で、歌留多カルタの札を配っている。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「いろは歌留多がるたの通りだ」
銭形平次捕物控:050 碁敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「いろは歌留多がるたの通りだ」
銭形平次捕物控:050 碁敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
若いものは若い同士、本家の方へお連れ申して、土用正月、歌留多うたがるたでも取って遊ぶがい、嫁もさぞ喜ぼう、と難有ありがたいは、親でのう。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)