“歌留多会”の読み方と例文
読み方割合
かるたかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「明日は某男爵の歌留多会かるたかい、明後日は審美学協会の新年宴会、其明日は鳥部教授歓迎会、其又明日は……」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
美しい人で、我々の仲間の歌留多会かるたかいなんかでは、いつでも第一の人気者、というよりはクィーンですね、美人な代りにはどことなくけんがあり、こう近寄りがたい感じの女でした。
モノグラム (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼らが公然とひざを突き合わせて、例になく長い時間を、遠慮のまじらない談話にかしたのは、正月なかばの歌留多会かるたかいの折であった。その時敬太郎は千代子から、あなた随分のろいのねと云われた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)