“かるたかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歌留多会60.0%
骨牌会40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らが公然とひざを突き合わせて、例になく長い時間を、遠慮のまじらない談話にかしたのは、正月なかばの歌留多会かるたかいの折であった。その時敬太郎は千代子から、あなた随分のろいのねと云われた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お上さんの内には昨夜ゆうべ骨牌会かるたかいがあった。息子さんはたれやらと札の引張合いをして勝ったのが愉快だというので、大声に笑った拍子に、顎が両方一度にはずれた。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それぞ箕輪の骨牌会かるたかいに三百円の金剛石ダイアモンドひけらかせし男にあらずやと、貫一はひそか嘲笑あざわらへり。されど又余りにその人の意外なるにおどろきて、やがて又彼は自ら笑ひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)