“麥藁帽子”の読み方と例文
新字:麦藁帽子
読み方割合
むぎわらばうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの化粧机の向う側の押入(おしいれ)の中に彼女のものだと云ふ服がもう既に私の黒い毛織のローウッドの服と麥藁帽子(むぎわらばうし)とに入れ代りになつてゐるだけで十分である。
溝(みぞ)に浸(つか)つた麥藁帽子(むぎわらばうし)が、竹(たけ)の皮(かは)と一所(いつしよ)に、プンと臭(にほ)つて、眞(ま)つ黒(くろ)になつて撥上(はねあ)がる。……もう、やけになつて、鳴(な)きしきる蟲(むし)の音(ね)を合方(あひかた)に、夜行(やかう)の百鬼(ひやくき)が跳梁跋扈(てうりやうばつこ)の光景(くわうけい)で。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)