“なかよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲好41.7%
仲善27.8%
中好11.1%
仲宜8.3%
仲良5.6%
交情好2.8%
中能2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ夫婦が仲好なかよく暮すようにして、こんな手紙などてんで問題にならなかったと云う所を見せてやり、二人が同じようにリリーを可愛かわいがって
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
お延と仲善なかよく暮す事は、夫人に対する義務の一端だと思い込んだ。喧嘩けんかさえしなければ、自分の未来に間違はあるまいという鑑定さえ下した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから中には悪く云う奴もある私と中好なかよく、おまえさんは江戸に奉公して江戸子えどっこ同様と云うので、甚藏やわりい事はするナ、と番毎ばんごとう云っておんなさるは有難ありがてえと思って居るが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「やあ」とぐに仲宜なかよくなる。「少し遅いじゃあありませんか。……で、連れのご婦人は?」
人を呪わば (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かれは、自転車じてんしゃのけいこをしながら、いつかあそんでいる近所きんじょ子供こどもたちと仲良なかよしになりました。
空晴れて (新字新仮名) / 小川未明(著)
私は幾年でも辛抱するからお前お母と交情好なかよ何卒どうぞ辛抱して稼いでおくんなさいよ、よ
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私の身体を此方こちらさまへ、何年でも御奉公致しますから、親父をお呼びなすって私の身のしろって、借財のかたが付いて、両親交情好なかよく暮しの附きますように為てやりとうございます
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お前さんと二人でって斯んな田舎へ逃げて来ましたが、是から世帯しょたいを持って夫婦中能なかよく暮せれば、是程嬉しい事はないけれども、お前さんは男振おとこぶりし、浮気者と云う事も知って居るから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)