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仲善
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なかよ
ふりがな文庫
“
仲善
(
なかよ
)” の例文
ビスマルクが或時
仲善
(
なかよ
)
しの友達と連立つて猟に出た事があつた。すると、
何
(
ど
)
うした
機
(
はづ
)
みか友達は足を踏み滑らして
沼地
(
ぬまぢ
)
に
陥
(
はま
)
つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
お延と
仲善
(
なかよ
)
く暮す事は、夫人に対する義務の一端だと思い込んだ。
喧嘩
(
けんか
)
さえしなければ、自分の未来に間違はあるまいという鑑定さえ下した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この人も前の両氏と
仲善
(
なかよ
)
しで一緒に私の宅へ遊びに来て、互いに物を拵える職業でありますから、話も合って研究しあうという風でありました。
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
この九華がクラスの中でも殊に眉山と大の
仲善
(
なかよ
)
しであって、学校の往復は本より
何処
(
どこ
)
にでも二人は一緒に
連立
(
つれだ
)
っていた。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
「
外
(
そと
)
にでても、
此處
(
こゝ
)
で一つの
莢
(
さや
)
の
中
(
なか
)
で、かうしてお
互
(
たが
)
ひに
大
(
おほ
)
きくなつたことをわすれないで、
仲善
(
なかよ
)
くしませうね」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
が、多分先生に
説諭
(
せつゆ
)
を願った手紙だろうと
途々
(
みちみち
)
私は思った。が、何と考えても私は、それほどわるいことをしたとは思えなかった。修身の本には友達と
仲善
(
なかよ
)
くしろと書いてある。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
たまたま机を並び合ったというので、二人の少年はすぐ
仲善
(
なかよ
)
しになってしまった。
火葬国風景
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二人で
仲善
(
なかよ
)
く、君はあの人をたすけるつもりで遣ってほしいのだ、昔、この庭を作った男が鉄屑を拾って歩いていると聞くと、この仕事を出して、ほっとさせてやりたいのだと彼はいった。
生涯の垣根
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
まあ
手
(
てえ
)
ついて
謝罪
(
あやま
)
らせんの
何
(
なん
)
だのつちことでなく、
此
(
こ
)
ら
其
(
そ
)
の
場
(
ば
)
限
(
かぎ
)
りとして
仲善
(
なかよ
)
くやつて
貰
(
もれ
)
えてえんだがどうしたもんだんべね、
腹
(
はらあ
)
立
(
た
)
たせんなこら
惡
(
わ
)
りいかも
知
(
し
)
んねえが、
親子
(
おやこ
)
と
成
(
な
)
つてゝ
此
(
こ
)
れ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
で、二人は、相変わらず
仲善
(
なかよ
)
しだ。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
仲善
(
なかよ
)
しの
象
(
ぞう
)
と
熊
(
くま
)
とは、
折
(
をり
)
ふし、こんな
悲
(
かな
)
しい
話
(
はなし
)
をしてはおたがひの
身
(
み
)
の
不幸
(
ふしあはせ
)
を
嘆
(
なげ
)
きました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
ある夏の夕方、
仲善
(
なかよ
)
しの朋輩の一人が、荒縄の水に
潰
(
つか
)
つたのを
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
馬
(
うま
)
と
馬
(
うま
)
は
仲善
(
なかよ
)
く、
鼻
(
はな
)
をならべて
路傍
(
みちばた
)
の
草
(
くさ
)
を
噛
(
か
)
みながら、
二人
(
ふたり
)
が
半死半生
(
はんしはんしやう
)
で
各自
(
てんで
)
の
荷馬車
(
にばしや
)
に
這
(
は
)
ひあがり、なほ
毒舌
(
どくぐち
)
を
吐
(
は
)
きあつて、
西
(
にし
)
と
東
(
ひがし
)
へわかれるまで、こんな
話
(
はなし
)
をしてゐました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
仲
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
善
常用漢字
小6
部首:⼝
12画
“仲”で始まる語句
仲間
仲
仲人
仲違
仲町
仲居
仲好
仲店
仲々
仲働