“番毎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんごと87.5%
ばんこ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おい/\おっかさんが眼病で、弟御おとうとごが車を挽く事はお前さんが番毎ばんごと云いなさるから、耳に胼胝たこのいる程だが、ねいさんまアお母さんはあゝやって眼病でわずらってるし
人の家へ入るのに、番毎ばんごと格子戸に鉢合せをして、二三度キリキリ舞ひをして飛び込む奴があるかよ、——まだしも履物を脱ぐだけは見付けものだが——おや/\汚ない足だぜ。
大杉も引籠ひきこもって落付いて仕事をしていられないと見えて、日に何度となく乳母車を押しては近所を運動していたから、表へ出るとは番毎ばんこ邂逅であった。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)