“弟御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとうとご61.5%
おとゝご23.1%
おととご15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほほ、これはなことを承りまする。御代参とあれば関白家も同じこと、弟御おとうとごの左大臣どのから遠慮のお指図を受きょう筈はござりませぬ」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
また是から段々ふやそうという売卜うらない手習てなれえの師匠に医者の三点張と云う此のくらい結構な事は有りませんが、彼処あすこへおりなすっては何うで、弟御おとゝごぐるみ引取ると云うので
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
答「いや、何よりは足利自体の内訌ないこうです。股肱ここうの臣と臣とがいがみあい、骨肉の弟御おととご異母子いぼしまでが、みな主体にそむいてわが身をわが歯でいはじめました」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)