“おととご”の漢字の書き方と例文
語句割合
弟御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
答「いや、何よりは足利自体の内訌ないこうです。股肱ここうの臣と臣とがいがみあい、骨肉の弟御おととご異母子いぼしまでが、みな主体にそむいてわが身をわが歯でいはじめました」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前は市さまの弟御おととごそうな。いつもいつも親の仇でも尋ねるような顔付きは、若いお人にはめずらしい。ちっとあにさまを見習うて、お前もすいにならしゃんせ。
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)