麦稈むぎから)” の例文
旧字:麥稈
そして麦束はポンポン叩かれたと思うと、もうみんなつぶが落ちていました。麦稈むぎからは青いほのおをあげてめらめらと燃え、あとには黄色な麦粒の小山が残りました。
「永久にあなたの私、永久に!」と終りを結んであった。そして二伸の添え書きがあって、みっともないフェルト帽をよして、麦稈むぎから帽を買うようにと、勧めてあった。
鶴の巣と松の根方に敷く藁は今朝けささやさやしあら麦稈むぎから
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)