麦殻むぎから)” の例文
荷馬にうまの口へ結びつけた秣桶まぐさおけから麦殻むぎからのこぼれ落ちるのを何処から迷って来たのか痩せた鶏が一、二羽、馬の脚の間をば恐る恐る歩きながらついばんでいた。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)