“噴水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんすい52.6%
ふきあげ21.1%
ふんすゐ15.8%
ふきゐ10.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、水の勢いがはげしくなってきました。ドーッと流れだしてきたかと思うと、つぎには噴水ふんすいのように、恐ろしい力でふき出すのです。
妖人ゴング (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
王城の庭。薔薇ばらの花の中に噴水ふんすいあがっている。はじめは誰もいない。しばらくののち、マントルを着た王子が出て来る。
三つの宝 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それは赤外線警報器を変形したもので、殺そうという人の通路に赤外線を左の壁から右の壁へ、噴水ふんすいを横にとばしたように通して置くのだ。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
庭園には、きれいにりこまれた生垣いけがきや、あずまやや、池や、噴水ふんすいや、めずらしい大木や、短く刈りこんだ芝生しばふが見えます。
——ユトリオ張りの油絵が一枚、なげしにあかやり一本、六角型の窓の向うには、水の止まっている大きな噴水ふんすいがあった。
魚の序文 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
ひと冬、咳きこんでゐた公園の噴水ふきあげ。いまは枯れがれにおとろへて、春の日ざしを浴びる。そこから、なにの言葉も聴かれない。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
あはれ、驚破すは、火とならむ、噴水ふきあげも、精舎しやうじやも、空も。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
噴水ふきあげのうへをはすに、——鶺鴒まがひの痩せた小禽がひとつ、青磁いろの一線を曳いて、さむくおちていつた。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
にほひ、ゆめ、その感触さはり………噴水ふきあげもつれたゆたひ、
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あはれ、また、薄黄うすぎなる噴水ふきあげ吐息といきのなかに、
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
廣間ひろま中央まんなかよりは噴水ふんすゐほとばしり、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ひらめく噴水ふんすゐ尖端さきからしづれて、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
噴水ふんすゐあり。
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
蒸し暑く噴水ふきゐれて照りかへす。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ただに噴水ふきゐぞゆらぐなる。
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
空に噴水ふきゐぞゆらぐなる。
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そがもとに噴水ふきゐのむせび
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)