“浮足”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
うきあし	77.8%
うけあし	22.2%

うきあし

手下（てした）の野武士（のぶし）は、敵の三倍四倍もあるけれど、こう浮足（うきあし）だってしまっては、どうするすべもなかった。かれはやけ半分の眼（め）をいからして

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

と赤き小提灯さしかざし、浮足（うきあし）してソト近寄りたる。国麿の傍（わき）に、しのぶの何心なく来かかりしが

照葉狂言 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

うけあし

わが行（ゆき）はのどにはあらずよ白鷺（しらさぎ）の浮足（うけあし）吾妹（わぎも）くるしくば去（い）ね

雀の卵 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

うつれる姫は浮足（うけあし）に

騎士と姫 (新字旧仮名) ／ 末吉安持(著)

浮	常用漢字 中学 部首:⽔ 10画
足	常用漢字 小１ 部首:⾜ 7画