トップ
>
『騎士と姫』
ふりがな文庫
『
騎士と姫
(
きしとひめ
)
』
春の弥生の夜は仄に 天地ひくゝ垂れあひて、 情のにほひいちめんに おぼろおぼろの花ぐもり、 精舎の壁の地獄絵も 温き霞を纏ふらむ。 森の木立の月かげを 避けて、まぶかき黒鉄の 甲に、なほも色白の 面凛々しく、瑠璃青の 瞳きよげに、花ぐさを …
著者
末吉安持
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頭
(
かうべ
)
戦闘
(
たゝかひ
)
悠
(
ゆう
)
癡
(
うつ
)
百千
(
もつち
)
天
(
あめ
)
温
(
ぬる
)
印
(
しる
)
御座
(
みくら
)
果
(
は
)
凛々
(
りゝ
)
汝
(
な
)
浮足
(
うけあし
)
木
(
こ
)
甲
(
かぶと
)
有情
(
うじやう
)
真
(
まこと
)
﨟
(
らふ
)
穢土
(
ゑど
)
空鳴
(
そらな
)
精舎
(
しやうじや
)
荒磯
(
ありそ
)
衣摺
(
きぬずれ
)
輪
(
りん
)
雄々
(
をゝ
)
騎士
(
きし
)
魂
(
たま
)
国
(
こく
)
怨敵
(
をんてき
)
怨恨
(
うらみ
)
十国
(
とくに
)
後
(
のち
)
利心
(
とごゝろ
)
霞
(
かすみ
)
纏
(
まと
)
色
(
いろ
)
色白
(
いろじろ
)
藻
(
も
)
力
(
ちから
)
西
(
にし
)
貪
(
むさぼ
)
間
(
ま
)
隈
(
くま
)
切崖
(
きりぎし
)
下
(
した
)
面
(
おもて
)
仄
(
ほの
)
飽
(
あ
)
餓
(
う
)
馬蹄
(
ばてい
)
二人
(
ふたり
)
丘
(
おか
)
黒鉄
(
くろがね
)
戈
(
ほこ
)
濠
(
ほり
)
情
(
なさけ
)
手
(
て
)
指
(
さ
)
明日
(
あす
)
御龕
(
みづし
)
民
(
たみ
)
帙
(
ちつ
)
山河
(
さんが
)
溶
(
と
)
濃
(
こ
)
統
(
す
)
無
(
な
)
天地
(
あめつち
)
夜
(
よ
)
垂
(
た
)
百国
(
もゝくに
)
土
(
つち
)
瞳
(
ひとみ
)
短檠
(
たんけい
)
国土
(
こくど
)
告
(
つ
)