“騎士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ナイト57.1%
きし37.1%
カバレロ2.9%
キャヴァリエ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「勇敢な騎士ナイトを見よ——だ。かうなれば俺は、もうこのまゝ、どんな火の上だつて、水の中だつて、このお姫様は離さないよ——だ。」
熱い砂の上 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
いつも憤然ふんぜんとしておおいいかり、さながら自分の愛人を侮辱ぶじょくされた時の騎士きしのごとく、するど反撃はんげきやりをふるってき当って行った。
勇猛な一人の騎士カバレロが槍を持って悍馬かんばまたがり、おなじく勇猛なる牡牛トウロスに単身抗争してこれをたおすのがその常道だった。
これもまた髪をくしけずり、丹念に爪を磨き、キャロン会社製造の「謝肉祭の夜ニュイ・ド・ノエル」という香水をさえ下着に振りいたのは、その昔、東邦の騎士キャヴァリエキャスケに香を焚きしめたという故事もあり