“ナイト”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
騎士76.9%
勲爵士7.7%
勳爵士3.8%
武士3.8%
武官3.8%
面々3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我が国中古は封建時代と称し、各地に大名が割拠かっきょしていた。その大名には騎士ナイトと称する仁義兼備の若武者が、武芸を誇って仕えていた。
雨にぬれてまつすぐに立つ緑の勲爵士ナイト
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ヂュリ おゝ、はやうて! そしてこの指輪ゆびわわし勳爵士ナイトどのに手渡てわたして、訣別いとまごひにござるやうつたへてたも。
それをきいて七郎は、多少心細くも思ひましたが、こんなことでへこたれては武士ナイトの名折れだと力むで、戦闘の準備を計画いたしました——。
〔編輯余話〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
此間このあひだロミオは道外假面だうけめんかぶったるまゝひとはなれててゐる。其中そのうちヂュリエットと一武官ナイトりあうて舞踏をどりはじむる。
これだけ達者な面々ナイトが、いつも顔をならべてゐて誰一人として、これといふほどのラヴ・アツフエアを起さないなんて、考へて見ると実に慨嘆のいたりぢやないか。
まぼろし (新字旧仮名) / 牧野信一(著)