私はこの七月から入社いたし皆様のために働くことゝなりました。私の心は悦しさに充ちて居ります。それは皆様といふ沢山なお友達を得ることが出来たからであります。庭の草花もほゝえむでゐるかのやうに見える程、私は爽かさを感じながら面白く仕事をして居り …
著者 | 牧野信一 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 入社の辞〔『少女』〕「少女 第八十一号(鳩ちやん号 九月号)」時事新報社、1919(大正8)年8月6日、入社の辞〔『少年』〕「少年 第一九三号(平和記念号 九月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約27分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約45分(300文字/分) |