“牡牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうし80.4%
をうし15.2%
おすうし2.2%
トウロス2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何時いつのほどにか来りけん、これなん黄金丸が養親やしないおや牡牛おうし文角ぶんかくなりけるにぞ。「これはこれは」トばかりにて、二匹は再びきもを消しぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
そのおぢいさんのくびには、これまで、例のふしぎな黒い牡牛をうしのくびにつけてあつた綱がまきついてゐました。
湖水の鐘 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
けれども彼女は一歩彼の方へ身を乗り出した、眉をひそめ、そして、牡牛おすうしつのを低めて身構でもするような獰猛な格好に身を屈めながら。
勇猛な一人の騎士カバレロが槍を持って悍馬かんばまたがり、おなじく勇猛なる牡牛トウロスに単身抗争してこれをたおすのがその常道だった。