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牡牛
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をうし
ふりがな文庫
“
牡牛
(
をうし
)” の例文
そのおぢいさんのくびには、これまで、例のふしぎな黒い
牡牛
(
をうし
)
のくびにつけてあつた綱がまきついてゐました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
でなきや、
牡牛
(
をうし
)
に私を突かせてもいゝし、跳ね馬の
背後
(
うしろ
)
に立つてゐて
蹄
(
ひづめ
)
を私の胸にぶつけさしてもいゝわ——
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
種牛といふのは
性質
(
たち
)
が悪かつた。
尤
(
もつと
)
も、多くの
牝牛
(
めうし
)
の群の中へ、一頭の
牡牛
(
をうし
)
を放つのであるから、普通の
温順
(
おとな
)
しい種牛ですら荒くなる。時としては性質が激変する。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
どどォ※どどォ※と
牡牛
(
をうし
)
のやうな波が、この岩にぶつかつて、真白になつてとびちるとき、その辺にうろうろしてゐるなら、岩の面に
叩
(
たた
)
きつけられて、すぐ死んでしまふだらう。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
嗚呼
(
あゝ
)
神よ、若き人は女の生みたる子は、
御供
(
ごくう
)
の
牡牛
(
をうし
)
よりも
御心
(
みこゝろ
)
に
適
(
かな
)
ふべし
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
▼ もっと見る
右手の
藪
(
やぶ
)
がガサ/\と音がしたので、急いで銃を取り直すひまもなく、いきなり目の前に、
牡牛
(
をうし
)
のやうな大きな
羆
(
ひぐま
)
があらはれ、後ろ脚でスクッと立上がり、まつかな口に、氷のやうな
牙
(
きば
)
をあらはし
熊捕り競争
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
牡牛
(
をうし
)
のごとも、あどけなく
山羊の歌
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
その若ものをやとつてゐる百姓は、
翌
(
あく
)
る朝おきて牛小屋へいつて見ますと、寝てゐた間に、見つけない大きな黒い
牡牛
(
をうし
)
が一ぴきふえてゐたので、ふしぎに思ひました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
『愛の
籠
(
こも
)
れる草の食事は、憎惡の
混
(
ま
)
じれる
肥
(
こ
)
えたる
牡牛
(
をうし
)
のそれに
優
(
まさ
)
る。』
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「おや。」と思ふ間に、からだがすつかり
牡牛
(
をうし
)
になつてしまひました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“牡牛”の意味
《名詞》
牡牛(ボギュウ、おうし)
雄の牛。
(出典:Wiktionary)
牡
漢検準1級
部首:⽜
7画
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
“牡牛”で始まる語句
牡牛座
牡牛蛇
牡牛関