“癡”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
27.3%
18.2%
たは18.2%
うつ9.1%
おそ9.1%
おろか9.1%
ばか9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世事せいじ紛紜ふんうんとして慨嘆を長うす、人情浮薄にして日に推移す。知るやいなや十ゆう三年の後、頑鈍がんどん依然としてひとを守るを。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そは愚かしきあだ心、はたや卑しきれごこち。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
無常因果と、世にもたはけたる乞食坊主のえせ假聲こわいろ、武士がどの口もて言ひ得ることばぞ。弓矢とる身に何の無常、何の因果。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
うつてじと投げぬれば
騎士と姫 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
おほきみの御稜威みいつかがやくもと狂業たはわざするなおそ漢人からひと (平賀元義)
愛国歌小観 (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
我をて宮のうちなる畫堂に入り給ひぬ。美しき畫幀ぐわたうに對して、我がをさなき問、おろかなる評などするを、面白がりて笑ひ給ひぬ。後人々に我詞を語りつぎ給ふごとに、人々皆聲高く笑はずといふことなし。
竇はばかのように考えこんでいたので、そこでまたその言葉が聞えなかった。竇の近くにいた侍臣の一人が竇の足をそっと踏んでいった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)