“癡夢”の読み方と例文
新字:痴夢
読み方割合
ちむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地獄を説き天堂を談ずるは、小乗的宗教家の癡夢ちむとのみ思ふなかれ、詩想の上に於て地獄と天堂に対する観念ほど緊要なるものはあらざるなり。
他界に対する観念 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
それは今も猶ありありと目に残って消去らずにいる。わたくしは二十はたちの頃から恋愛の遊戯にふけったが、然し此の老境に至って、このような癡夢ちむを語らねばならないような心持になろうとは。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)