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痴夢
ふりがな文庫
“痴夢”の読み方と例文
旧字:
癡夢
読み方
割合
ちむ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちむ
(逆引き)
揚州十年の
痴夢
(
ちむ
)
より一覚する時、
贏
(
か
)
ち得るものは
青楼
(
せいろう
)
薄倖の名より他には何物もない。病床の談話はたまたま
樊川
(
はんせん
)
の詩を言うに及んでここに尽きた。
梅雨晴
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
彼はまた、その肥大強健な体に
驕
(
おご
)
るかのように、日夜
貂蝉
(
ちょうせん
)
と遊楽して、
帳裡
(
ちょうり
)
の
痴夢
(
ちむ
)
に
飽
(
あ
)
くことを知らなかった。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今日も二階で
逢曳
(
あいび
)
きの
痴夢
(
ちむ
)
に
現
(
うつつ
)
なかった
男女
(
ふたり
)
には何ともやさしい仰天ではなかったらしい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
痴夢(ちむ)の例文をもっと
(3作品)
見る
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
夢
常用漢字
小5
部首:⼣
13画
“痴”で始まる語句
痴
痴呆
痴漢
痴者
痴人
痴情
痴愚
痴話
痴態
痴戯
“痴夢”のふりがなが多い著者
吉川英治
永井荷風