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痴態
ふりがな文庫
“痴態”の読み方と例文
読み方
割合
ちたい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちたい
(逆引き)
神谷はムッとしたが、恩田のさいぜんの
形相
(
ぎょうそう
)
を思い出すと、恐ろしくて手出しができなかった。狂人の
痴態
(
ちたい
)
として見のがすほかはなかった。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
障子をあけるなら、あけるがいいと、俺は俺の
痴態
(
ちたい
)
をそこに客観的に見るおもいで、その短いいっときの
恍惚
(
こうこつ
)
を楽しんだ。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
休暇で戦線から帰って来ている軍人たちである。めいめい自分の、そして自分だけの情婦と信じ込んでいる女が、寝台の
痴態
(
ちたい
)
において、優しく話しかける。
戦雲を駆る女怪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
痴態(ちたい)の例文をもっと
(7作品)
見る
“痴態”の意味
《名詞》
愚かな振る舞い、様子。
(出典:Wiktionary)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“痴”で始まる語句
痴
痴呆
痴漢
痴者
痴人
痴情
痴愚
痴話
痴戯
痴言
“痴態”のふりがなが多い著者
高見順
牧逸馬
江戸川乱歩
吉川英治
永井荷風
田山花袋