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帳裡
ふりがな文庫
“帳裡”の読み方と例文
読み方
割合
ちょうり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうり
(逆引き)
深窓の佳人という言葉があるが、どこにどんな
帳裡
(
ちょうり
)
の名花があるか、武家の家というものは、幾ら
手狭
(
てぜま
)
でも奥行の知れないものだと思った。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
呉青秀はその中を踏みわけて、自分の
室
(
へや
)
に来て見るには見たものの、サテどうしていいかわからない。妻の姿はおろか
烏
(
からす
)
の影さえ動かず。
錦繍
(
きんしゅう
)
帳裡
(
ちょうり
)
に
枯葉
(
こよう
)
を
撒
(
さん
)
ず。
珊瑚
(
さんご
)
枕頭
(
ちんとう
)
呼べども応えずだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼はまた、その肥大強健な体に
驕
(
おご
)
るかのように、日夜
貂蝉
(
ちょうせん
)
と遊楽して、
帳裡
(
ちょうり
)
の
痴夢
(
ちむ
)
に
飽
(
あ
)
くことを知らなかった。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
帳裡(ちょうり)の例文をもっと
(6作品)
見る
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
裡
漢検準1級
部首:⾐
12画
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帳
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帳面
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吉川英治
夢野久作