“錦繍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんしゅう80.6%
きんしう8.3%
きんしゆう5.6%
にしき5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぽんの旗、錦繍きんしゅう幡旗はんき、さっと隊を開いたかと見れば駿馬は龍爪りゅうそうを掻いて、堂々たる鞍上の一偉夫を、袁紹の前へと馳け寄せてきた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木曾の美は秋にあり、秋の紅葉の節にあり、滿山皆なさま/″\の錦繍きんしうを着くるの時、雲に水に山に、その色彩の多きこと殆ど状するに言葉なし。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
石神川しやくしがわを収めてまた東に向つて去る。石神川は秋の日の遊びどころとして、錦繍きんしゆうの眺め、人をして車を停めてそぞろに愛せしむる滝の川村の流れなり。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
繿縷つづれの袖に置く露の、そればかりが悲しき涙か。錦繍にしきの上に散る玉は、よしや生命の水なるも、飾れるものにあやまたれ、何ぞと人の問はぬにも、心は千々に砕くるなる。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)