“癡人”のいろいろな読み方と例文
新字:痴人
読み方割合
しれもの50.0%
ちじん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど我が知らぬ猶太の翁のかた持ちて、かの癡人しれものと爭ひしも、おなじ物ずきにやあらん。
今や、思想に対する世界は日一日より狭くなり行かんとす、東より西に動く潮あり、西より東に流るゝ潮あり、潮水は天為なり、人功を以て之を支へんとするは、癡人ちじんの夢に類するものなり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)