“ちじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
痴人43.5%
知人34.8%
地神8.7%
智仁4.3%
癡人4.3%
知仁4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
痴人ちじんゆめく、されどゆめみづかさとるはかならずしも痴人ちじんにあらざるし。現今げんこんおいても、未來みらいおいても、七福しちふくきたきをしんずるあたはず。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
かれ直接ちよくせつちゝ紹介せうかいた。ちゝとほして間接かんせつその知人ちじん紹介せうかいた。さうして自分じぶん將來しやうらい影響えいきやうやうひと物色ぶつしよくして、二三の訪問はうもんこゝろみた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
また地方においてはその各地の地神ちじんあるいはその地方で名高い仏菩薩ぶつぼさつを指して誓います。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
殿様も誠に御仁慈ごじんじ厚く、また御重役方も皆しん智仁ちじんのお方々だという事を承わって居りますが、拙者はな、お屋敷ないに罪あるもので、既にお手討にもなるべき者を助けました事が一廉ひとかどございます
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今や、思想に対する世界は日一日より狭くなり行かんとす、東より西に動く潮あり、西より東に流るゝ潮あり、潮水は天為なり、人功を以て之を支へんとするは、癡人ちじんの夢に類するものなり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
えらむべきの第一也三代將軍しやうぐん御代みよより大猷公たいいうこう嚴有公げんいうこうの兩君にまたがりて板倉いたくら伊賀守同周防守すはうのかみ内膳正ないぜんしやうまこと知仁ちじん奉行ぶぎやうなりと萬民ばんみんこぞつて今に其徳そのとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)