癡人ちじん)” の例文
新字:痴人
今や、思想に対する世界は日一日より狭くなり行かんとす、東より西に動く潮あり、西より東に流るゝ潮あり、潮水は天為なり、人功を以て之を支へんとするは、癡人ちじんの夢に類するものなり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)