“板倉”の読み方と例文
読み方割合
いたくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
室の中央には、数百年来そこにおいてあった彫刻か何かのような、その場にふさわしい恰好をして、板倉いたくら刑事課長が悠然と腰をおろしていた。
犠牲者 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
えらむべきの第一也三代將軍しやうぐん御代みよより大猷公たいいうこう嚴有公げんいうこうの兩君にまたがりて板倉いたくら伊賀守同周防守すはうのかみ内膳正ないぜんしやうまこと知仁ちじん奉行ぶぎやうなりと萬民ばんみんこぞつて今に其徳そのとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「小さいどころか、甘露煮にするにはこのくらいがごくだアな。それに、板倉いたくらで取れたんだで、骨はやわらけい」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)