“御稜威”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みいつ81.3%
みいづ12.5%
みゐづ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これすなわち、山海共に皇室の御稜威みいつに服し、ここに既に同化融合の実を挙げ給うた事実を、語り伝えたものではあるまいか。
室は紙障子引きたてしのみにて雨戸ひくということもせず戸の後鎖しりざしすることもせざる、さすがに御神の御稜威みいづありがたしと心に浸みて嬉しくおぼえ、胸の海浪おだやかに夢の湊に入る。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私達が今見渡すこの広い河の向ふまでを、必ずともに父君の御稜威みゐづの下に、統べ終ほすことを誓つて置かう。
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)