“切崖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりぎし75.0%
きりがけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——知らぬか、ついこの先の切崖きりぎしで、石川兵助が拝郷五左衛門を討ち取り、石川の一番槍なりと、片桐助作が代って名乗りあげておったのを」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これはおかで探るより、船で見る方が手取てっとり早うございますよ。樹の根、いわの角、この巌山の切崖きりぎしに、しかるべきむろに見立てられる巌穴がありました。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わらべどち憎むさかひ切崖きりがけは陸橋がかかり椿花むら
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
わらべどち憎むさかひ切崖きりがけは陸橋がかかり椿花むら
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)