“空鳴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からな42.9%
そらな28.6%
からなり14.3%
そらなり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Kさんのその時分じぶんうたに、わがはしやぎし心は晩秋ばんしう蔓草つるくさごとくから/\と空鳴からなりするといふやうなこゝろがあつたやうにおぼえてゐます。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
ドウーッという空鳴そらなりが宇宙うちゅうをひくく走った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なほ縱琴たてごと空鳴からなり
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
自分はいま空鳴そらなりという事を経験した事がなかったので、これが俗にいう、琴の空鳴そらなりというものだろうと思ったが、それなり演奏の疲労つかれで何事なにこともなくてしまった、翌朝に目を覚まして泣菫氏にも
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)