“宇宙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちゅう43.5%
うちう39.1%
ちう4.3%
うちゆう4.3%
よのなか4.3%
コスモス4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉ひできちはこれにたいして、なんともいわず、ればるほど宇宙うちゅうひろいので、ただためいきをもらしながら、双眼鏡そうがんきょうたけちゃんにかえして
さか立ち小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
〔譯〕象山しようざんの、宇宙うちうないの事は皆おの分内ぶんないの事は、れ男子擔當たんたうの志かくの如きを謂ふなり。陳澔ちんかう此を引いて射義しやぎちゆうす、きはめてなり。
秋待顏あきまちがほの萩の上葉うはばにいこひもやらず、けさのあはれのあさがほにふたゝびたびをうちてた飛び去りて宇宙ちうに舞ふ。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
あなたをおそれないものはおそらく、この宇宙うちゆうに、ただの一つもありますまい。
ある夜の星たちの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
余は常に空気と、物象と、彩色の関係を宇宙よのなかでもっとも興味ある研究の一と考えている。色を主にして空気を出すか、物を主にして、空気をかくか。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
早寝のとこで聴いてゐる。……プラステイックな宇宙コスモスのしはぶきを。(このとき、地球はまりほどの大きさしかない)
(新字旧仮名) / 高祖保(著)