“蒲郡”の読み方と例文
読み方割合
がまごおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨日の夜の蛍狩ほたるがりのこと、昨夜から今日の午前にかけての蒲郡がまごおりのことなど、楽しかった遊びの後味よりも、ついさっき別れて来た雪子の
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それは東海幹線の蒲郡がまごおり駅から展望した衣ヶ浦を、丁度その反対の方面から見たやうな形になつてゐて
伊良湖岬 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
最近では東海道にいくらか縁のあるのは何か手の込んだ調べものがあると、蒲郡がまごおりの旅館へ一週間か十日行って、その間、必要品を整えるため急いで豊橋へ出てみるぐらいなものである。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)