“蒲焼”のいろいろな読み方と例文
旧字:蒲燒
読み方割合
かばやき89.7%
かばや7.7%
うなぎや2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行書で太く書いた「鳥」「蒲焼かばやき」なぞの行燈あんどうがあちらこちらに見える。たちまち左右がぱッとあかるく開けて電車は一条ひとすじの橋へと登りかけた。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
柳川どじょうの大もの、五寸ぐらいなのは、蒲焼かばやきに適し、うなぎとはぜんぜん異なった風格を有し、心うれしい気の起こるものである。
一癖あるどじょう (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
出前をおも蕎麦そばやがあるくらいなもので、田所町に蒲焼うなぎやの和田平、小伝馬町三丁目にも蒲焼の近三、うまや新道から小伝馬町三丁目通りにぬける露地に、牛肉の伊勢重があるだけだった。