“蒲原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんばら92.0%
カンバラ8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法螺ほら陣鐘じんがねの音に砂けむりをあげつつ、堂々と街道かいどうをおしくだり、蒲原かんばら宿しゅく向田むこうだノ城にはいって、松平周防守まつだいらすおうのかみのむかえをうけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乘出し蒲原かんばら驛外しゆくはづれにて夜も明渡あけわた辨慶べんけい清水六代御前松並木も打越て岩淵いはぶちの渡りに來り暫時しばし休息なしやがて富士川の逆卷さかまく水も押渡り岩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
払暁ニ大宮ヲ立タセラレ、愛鷹山ヲ左ニ御覧ジ、富士川ヲ乗越サセラレ、蒲原カンバラニ御茶屋ヲ構ヘ、一献進上候也。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
越後の国は西蒲原カンバラ郡という。越後獅子の本拠もここにある。歴史的に独特な越後はここだ。