“辨慶”の読み方と例文
読み方割合
べんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乘出し蒲原かんばら驛外しゆくはづれにて夜も明渡あけわた辨慶べんけい清水六代御前松並木も打越て岩淵いはぶちの渡りに來り暫時しばし休息なしやがて富士川の逆卷さかまく水も押渡り岩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「鎌ほど怖いものはありませんよ、柄の長いよく磨ぎすました奴で、闇の中から首筋を苅られたら、武藏坊辨慶べんけいだつて唯ぢや濟みません」
ガラツ八は時々ふところを覗いて、假名かなで書いて貰つた口上書を辨慶べんけい讀みにし乍ら、斯う言つた聲を張り上げました。