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辨慶
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べんけい
ふりがな文庫
“
辨慶
(
べんけい
)” の例文
乘出し
蒲原
(
かんばら
)
の
驛外
(
しゆくはづれ
)
にて夜も
明渡
(
あけわた
)
り
辨慶
(
べんけい
)
清水六代御前松並木も打越て
岩淵
(
いはぶち
)
の渡りに來り
暫時
(
しばし
)
休息なし
頓
(
やが
)
て富士川の
逆卷
(
さかまく
)
水も押渡り岩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「鎌ほど怖いものはありませんよ、柄の長いよく磨ぎすました奴で、闇の中から首筋を苅られたら、武藏坊
辨慶
(
べんけい
)
だつて唯ぢや濟みません」
銭形平次捕物控:285 隠れん坊
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラツ八は時々
懷
(
ふところ
)
を覗いて、
假名
(
かな
)
で書いて貰つた口上書を
辨慶
(
べんけい
)
讀みにし乍ら、斯う言つた聲を張り上げました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「八の手紙を
辨慶
(
べんけい
)
讀みにして居た日にや、急ぎの用事は間に合はないよ。何にか口上はないのか」
銭形平次捕物控:217 歎きの幽沢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「合點だツ、親分、八五郎が
關
(
せき
)
を据ゑりや、
辨慶
(
べんけい
)
が夫婦連れで來ても通すこつちやねえ」
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「いやに
鬼門
(
きもん
)
の方ばかり氣にしますね——、實は四谷伊賀町に不思議な殺しがあつたさうで、
辨慶
(
べんけい
)
の小助親分が、錢形の親分を連れて來るやうにと、使ひの者をよこしましたよ」
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
こゝからではもう遠眼鏡もきくまい、——それぢや
辨慶
(
べんけい
)
の親分、跡は頼んだぜ。他の者なら、あんなことは言はないが、辨慶の親分だから、ツイ餘計なことまで打ち明けてしまつたよ。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
伊賀町の清水屋には、土地の御用聞、
辨慶
(
べんけい
)
の小助が待つてをりました。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
文字は金釘流、文意もしどろもどろですが大骨折で
辨慶
(
べんけい
)
讀にすると
銭形平次捕物控:129 お吉お雪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
怪
(
あや
)
しい手紙を
辨慶
(
べんけい
)
讀みにして
勃然
(
むつ
)
として鬪爭的になつたのでせう。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
辨
部首:⾟
16画
慶
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“辨慶”で始まる語句
辨慶縞
辨慶橋
辨慶讀