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『伊良湖岬』
ふりがな文庫
『
伊良湖岬
(
いらこみさき
)
』
豊橋から田原に行く間は、さう大してすぐれたところもなかつたけれども——馬上に氷る影法師と芭蕉が詠んだあまつ縄手が長くつゞいてゐるばかりであつたけれども、田原が近くなると、江山の姿が次第に凡でなくなつて来た。そこには比較的高い山が海に突出して …
著者
田山録弥
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
曝
(
さらさ
)
掩
(
おほ
)
撼
(
うごか
)
榛莽
(
しんばう
)
淹留
(
えんりう
)
瓦甍
(
がばう
)
岬頭
(
かふとう
)
晨星
(
しんせい
)
杜国
(
とこく
)
江村
(
かうそん
)
溢美
(
いつび
)
茅茨
(
ばうじ
)
蒲郡
(
がまごおり
)
輾
(
きし
)
青螺
(
せいら
)
颶風
(
ぐふう
)