“晨星”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんせい80.0%
あけのほし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、普通読者間にはやはり豚に真珠であって、当時にあってこの二篇の価値を承認したものは真に寥々りょうりょう晨星しんせいであった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
古来邦画家は先人の画風を追従するにとどまって新機軸を出す人は誠に寥々りょうりょうたる晨星しんせいのごときものがあった。これらは皆知って疑わぬ人であったとも言われよう。
知と疑い (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
人の合唱、人の歓呼すら荘大高妙を極むることあるに、これはまた類なき合唱歓呼——晨星あけのほし声を揃えて歌い、神の子たち皆歓びよばわるの合唱歓呼である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
七節には「かの時には晨星あけのほし相共に歌い、神の子ども皆歓びてよばわりぬ」とある。八—十一節はこれを受けて言う。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)