“しんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神聖35.7%
身世16.1%
真正8.9%
晨星7.1%
眞正3.6%
新生3.6%
申請3.6%
辰盛1.8%
神性1.8%
新声1.8%
新晴1.8%
深井1.8%
深青1.8%
申生1.8%
眞誠1.8%
真成1.8%
真精1.8%
神誓1.8%
秦精1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろとは、大島小學校おほしませうがくかう神聖しんせいなる警語けいごで、その堂々だう/\たる冲天ちゆうてんいきほひと、そのくまで氣高けだかい精神せいしんと、これが此警語このけいご意味いみです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
けだしこの亡邸の一挙たる、彼が身世しんせい齟齬そごの第一着にして、彼れみずからその猛気を用いたる劈頭へきとうに加えたり。彼れ何故にかくの如き事を為せしか。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
億万斤の「パン」といえども決して為し得べきものにあらず、神の口よりづるすべてのことばこそ真正しんせいの「パン」なりママ、爾の天職は世のいわゆる慈善事業にあらざるなり」と。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
古来邦画家は先人の画風を追従するにとどまって新機軸を出す人は誠に寥々りょうりょうたる晨星しんせいのごときものがあった。これらは皆知って疑わぬ人であったとも言われよう。
知と疑い (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しも、建築けんちく根本義こんぽんぎ解決かいけつされなければ、眞正しんせい建築けんちく出來できないならば、世間せけんほとんどすべての建築けんちくこと/″\眞正しんせい建築けんちくでないことになるが、實際じつさいおいてはかならずしもしか苛酷かこくなるものではない。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
無言むごんに泣けば『新生しんせい』の黄金光わうごんくわうえあがる。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「失踪事件ならば、先刻も御教えしたとおり家出人捜査申請しんせいをせられたい」
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
辰勝の嫡子重光ちょうこうは家を継いで、大田原政増、清勝せいしょうに仕え、二男勝重しょうちょうは去って肥前ひぜん大村おおむら家に仕え、三男辰盛しんせい奥州おうしゅうの津軽家に仕え、四男勝郷しょうきょうは兵学者となった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかし津軽家が南部家に仕えたことはいまだかつて聞かない。光信はの渋江辰盛しんせいを召し抱えた信政のぶまさの六世の祖である。津軽家の隆興は南部家にうらみを結ぶはずがない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
日月いまだ地に堕ちずです。糜爛びらんしているからといって、世相の一局部だけを見て一概にののしり嘆くにはあたりません。ひとりの神性しんせいの持ち主がそうした世間を
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すべてをひろいだいておきたい。この神国の民にはそうしてもなお死ぬるまで自己の神性しんせいに眼ざめないものは、乞食にいたるまでないとかれは信じている。いや信じたいのがかれの性情であった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょうど机の上に昨夕買って来た『新声しんせい』の卯花衣うのはなごろもがあったから、「雪チャン。これを御覧。綺麗ながあるよ」
雪ちゃん (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此中秋は備後も亦新晴しんせいであつた。菅茶山の五古の引はかうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
何思う間もなくたちまち深井しんせい暗黒くらきにおちたるこの身は、何の楽しみあり、何のかいありて、世にながらえんとはすべき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
梨花淡白柳深青 〔梨花りか淡白たんぱくにしてやなぎ深青しんせい
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「むかし、春秋の時代にしん献公けんこうの夫人には、二人の子があった。兄を申生しんせいといい、弟を重耳ちょうじという」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三七 天下後世迄も信仰悦服せらるゝものは、只是一箇の眞誠しんせい也。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
うすもやのような暮気があたりを包んで、押上おしあげ柳島やなぎしまの空に夕映ゆうばえの余光がたゆたっていたのもつかのま、まず平河山法恩寺をはじめとして近くに真成しんせい大法たいほう霊山れいざん本法ほんぽう永隆えいりゅう本仏ほんぶつなど寺が多い
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
魚は水あればすなわちき、水るればすなわち死す。ともしびあぶらあればすなわちめいあぶら尽くればすなわちめっす。人は真精しんせいなり、これをたもてばすなわち寿じゅ、これをそこなえばすなわちようす。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
勝頼が、その神誓しんせいの下に、起ったと云いきっては、もう二臣の諫言も、それをいる余地はない。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秦の昭襄王しょうじょうおうの時白虎害を為せしかば能く殺す者を募る、夷人胊䏰くじん廖仲薬りょうちゅうやく秦精しんせいいしゆみを高楼に伏せて射殺す、王曰く虎四郡をすべて千二百人を害せり