“重光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうこう50.0%
しげみつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通称は三右衛門さんえもんである。六せいの祖重光ちょうこうが伊勢国白子しろこから江戸に出て、神田佐久間町に質店しちみせを開き、屋号を三河屋みかわやといった。当時の店は弁慶橋であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
辰勝の嫡子重光ちょうこうは家を継いで、大田原政増、清勝せいしょうに仕え、二男勝重しょうちょうは去って肥前ひぜん大村おおむら家に仕え、三男辰盛しんせい奥州おうしゅうの津軽家に仕え、四男勝郷しょうきょうは兵学者となった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お嬢さま、この牡蠣かきのフライと山葵わさび漬はおあがりになりませんね。では、これを重光しげみつさんのおさかなにとっといて、またビールでも差上げましょう。なにそう云ったってかまやしません。
高原の太陽 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)